




♪音楽と自然と人とのハーモニー♪
1998年にパリに移住し、私はその街で様々な音楽家と出会い、音楽と共に生き、そこでいくつもの作品を作りました。 この間、世界中の多くの音楽家が私の音楽に共感して、私の作品を演奏してくれたことにとても感謝しています。
2018 年、パリで 20 年間過ごした後、人生の新たな一歩を踏み出すためにリュベロン (南フランス、プロヴァンス) のピュジェという小さな村に引っ越しました。
ここには美しい光が降り注ぎ、澄み切った青空の下に吹く心地よい風が松葉の音を奏で、夜は銀河の流れが見える満天の星空が広がります。 季節になると赤いケシやラベンダーの花が咲き、果物や野菜、ハーブなど自然の恵みにあふれた日々です。 リュベロンは、自然のエネルギーと人生の喜びに満ちています。
ここでの生活を通して、この環境の中で音楽の喜びを分かち合いたいと願うようになりました。 スヴィアトスラフ リヒターが、今や有名な「ラ ロック ダンテロン国際ピアノ フェスティヴァル」の開催地にリュベロンを選んだ理由が、よく理解できます。 新しい自宅に音楽を共有するためのサロンを作り、 そこを「ラ メロデュース」と名付けました。
この「ラ メロデュース」で、2020年夏より新しいタイプのクラスをスタートしました。アマチュア、プロ、年齢、演奏レベルを問わず、音楽を愛する様々な方と出会いたいと思って始めた音楽の集いです。
パンデミックによる1年の中断を挟んだ2022年の夏、旧友とも呼べる二人のフルート奏者、音楽的信頼を寄せるピアニストたち、そして世界中から集まった素敵な参加者たちとかけがえの無い楽しい時間を過ごしました。 それは私にとって光溢れる記憶として残っています。 また、このイベントを温かく支えてくださったピュジェ村の人たち、そしてコンサートに集まってくださった聴衆の人たちに深く感謝しています。
2025年は、素晴らしい二人のフルーティスト、キャロル ウィンセンク(ジュリアード音楽院教授)、ミシェル モラゲス(フランス国立管弦楽団ソリスト、パリ国立高等音楽院室内楽教授)、パリ時代からの古い友人である世界的なピアニストのジャン-マルク ルイサダマスタークラスとコンサートを開催します。
さあみなさん、光に溢れる夏がリュベロンに戻って来ようとしています。 私たちが始めた音楽の集まりがここピュジェの村で永く続いていくことを願っています。
上林裕子
